2013年01月04日

JORGE JOESTAR

4087806502JORGE JOESTAR
舞城 王太郎 荒木 飛呂彦
集英社 2012-09-19

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やっと買いました―!!ネタばれあったらごめんね。でももう発売して相当経つから。
ずっと我慢してたけど。買ったら一気読みですよ。三が日ジョジョで終わりですよ。
だってもう1p目から素敵な雰囲気がビンビンしてたので……。
 アマゾンレビュー見て結構戦々恐々してたんですが、
でも舞城先生ジョジョファン向けに凄く甘いの書いてくれたじゃないの……わかりやすくて…素敵で…サービス満点でさ?
私結構ジョジョファンだと思いますけど、4部至上ラブで5部好きで
3部までは普通に好きだけど特に違和感感じなかったんですけどね。
いろんなキャラ出てくるのはむしろもう大歓迎みたいな。
 舞城先生イラストの裏表紙はペネロペとジョージ(日)でしたか。
特設サイトの挿絵を載せた完全版欲しいよ。
機関銃みたいに伏線発射して青春して人間愛して伏線回収してグロして斜め上行ってみたいなアクロバティック運行がたのっしー!
でっかい打ち上げ花火あげやがって!みたいな。
九十九十九とディスコ探偵は読んでおいたほうが無難かもしれないけど、
知らなくてもかまわないように思ったより過去作要素は抜かれていたと思います。
過去作要素は前半だけでしたね。

堪らないところもたくさんありまして。
エリナの漂流譚とかこれ相当大好きです。ここのディオ様がヤバい。人間臭い。弱くて強くてたまらない。
ディオ様にあまり興味がなかったけど、ちょっとこれでもう相当大好きになってしまいましたよ。
そうか、ディオとはこういうことかと。
あとなにこれカーズ先生可愛い。カーズ先輩かわいい。ふおおおおお!!!
展開の振り切り具合が舞城先生的なんですが、初心者向けと言うか読みやすい感じで
私的にはノンストップエンターテイメンでした。
ううう、リサリサはかわいいし……ジョージもかわいいし……かっこいいし……
キャラがみんなすごくかわいい……展開も明るくて読後感がすごくさわやか。
最後までジョジョが普通の人間、というところもかっこいい!
吉良に対して、個人の才能は個人の人格を粉飾するものではない。
スタンド能力とはそれを明らかにしてしまうある意味残酷なものだ、と告げるシーンがありますが
ジョージが情けなくて他の登場人物と違って通常の人間の範囲内の能力しかないんだけれども
才能や能力や情けない性格にかかわらず、すごくさわやかでいじけてなくて、
その気風がいいのよね。他のジョジョたちみたいに強くないけど、強いんだよ彼は。
弱い人間でありながら強さを持つってことの強さだよ。
さらにビヨンドを確信することってつまり自分の可能性を自分を超えて信じろと。
愛によって過程を肯定しつづけて限界を無効化するまで回し続けたら限界なんてなくなるんだ、みたいな。これは舞城節か。
ご都合主義って簡単な逃げ道とおもったかい?でもそれを限界まで肯定して構成して構成して構成していくと見えてくる地平が見たことないものになるでしょ。
これって人間賛歌だよ!なーんて、てんしょんあがりますなー!!


舞城先生のイラストギャラリーが私やっと解禁ですよ。見に行ってきます。
http://j-books.shueisha.co.jp/vsjojo/maijo/

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2009年08月21日

優雅なハリネズミ

4152089636優雅なハリネズミ
河村真紀子
早川書房 2008-10-09

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一昨日くらいに読了。
フランスが舞台のお話。
邪気眼気味の読書好きな中年女性と
中二病真っ盛りの女の子が、
ファンタジックな日本人紳士(少女漫画で言う金髪王子様)
と出会ってハッピーな感じのお話。
こっ恥ずかしかった。←そう思う自分の感性がどうなのか。
これが少女漫画だったらむしろ美味しいのに。
フランス映画風にやられると、なぜ痛く感じるのか。
でも最後まで読み通せたのは、やはり
主人公が隠れ暮らす引きこもった雰囲気が素敵な作品だから。
引きこもり文学。

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2009年02月26日

ゲーム的リアリズムの誕生

4061498835ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)
東 浩紀
講談社 2007-03-16

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本日読了。
九十九十九の評論が載っているという噂を聞きつけ、読んでみました。
物凄く頭が整頓された気がする!
九十九十九の展開の解説もとってもよかったが、
それ以上においらとはちょっと求めるものの違うオタクの
人々の所にある物語というものについて
何がどう違うのかちょっとわかったような。
頭いい人の読みやすい文章を読ませていただきました。

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2007年12月31日

雨の塔

4087748960雨の塔
宮木 あや子
集英社 2007-11

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本日読了。表紙が鳩山先生だったので読んでみました!
(と言っても長野まゆみは読んだ事ないですが)
少女モノ。閉ざされた学園。
可もなく不可もなく。爛れた雰囲気ぽい設定だけど、
文章は読みやすく平易な感じでした。
伏線の張り方が分かりやすくて面白かったです。
表紙のイラスト分は楽しかったです。
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2007年12月14日

私訳 歎異抄

4487802059私訳 歎異抄
五木 寛之
東京書籍 2007-09-01

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本日読了。
ホントは普通に歎異抄を読みたかったんですよ。
でも、仏教用語とか、古文とかむつかしくて…
文章読み砕いてると、意味に心が配れないしふらふら
というわけで、字のでっかい平易な訳の五木先生版はひゃっほーな出来。
わかりやす〜!よみやす〜!!
読んだ、という義務が果たせた気分です〜〜。
大乗仏教の解説してくれたおいらの先生もひゃっほ〜で素敵な解説だったが、
これもいい雰囲気の訳でした。あらゆる人に読みやすい。

いやぁ、アミダ様は熱い仏でっせ。
「俺の名を呼べーーー!必ず助けるから…ッ!」って感じ。
少年漫画タイプ。
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2007年07月28日

メモ

最近全然集中力がないので、本が読み終われません。
読みかけの本のメモ。

ロングフェロー日本滞在記―明治初年、アメリカ青年の見たニッポン
ロングフェロー日本滞在記―明治初年、アメリカ青年の見たニッポン

日本で2年くらい豪遊したアメリカのぼんぼんの日記。
北海道から徒歩旅行もしてて、
アイヌ関連の写真とか記事がたくさん載ってたのが面白いです。
明治天皇にも謁見してて、なんだこの経歴wって感じ。
面白いけど本が重たいんだよ。


世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

なんか前流行ってたやつ。
読みたいとこだけ拾い読みしました。


DVD-BOX 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)
DVD-BOX 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)

あと、コレを買ったんですが、超面白いんですが、面白い上に
2巻のアタワルパ様が超カッコイイです。顔が。
スペイン人に捕まるとことかセクシーすぎてもう…!!
買ってよかった!(←そこでかよ!)
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2007年06月15日

イン・ザ・プール

416771101Xイン・ザ・プール
奥田 英朗
文藝春秋 2006-03-10

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本日読了。
久々に本読みました。これは頭使わないしテンポもよく面白くて
リハビリに調度よかったわ〜。
伊良部医師の脳内イメージが、『雲の上のキスケさん』に出てくる
グローバル岩田しか出てこね〜!
その後、映画版の画像見たけど、かっこよすぎですよ!!
 内容は、凄く優しい小説で、病気にかかわらず救いようのないアホでも
焦らなくて良い気分になれてよかったです。
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2007年03月12日

千年、働いてきました

4047100765千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン
野村 進
角川書店 2006-11

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本日読了。
おおお!コレは燃える!!
カッコイイですなぁ、何百年も続く製造業の老舗の、
技術力と現代への応用力…。しびれます。
歴史を背負うかっこよさの、理系サイドって感じ。
自分のやるべきことを見失わない事、
未来にポジティブな積極性を抱き続ける事、
分をわきまえる事などなどなど、
働く事のかっこよさ、やりがいが見えますね!
posted by メロディ戦士 at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | それ以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

七つの夜

462204613X七つの夜
ホルヘ・ルイス ボルヘス Jorge Luis Borges 野谷 文昭
みすず書房 1997-06

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 本日読了。ボルヘスの公演の採録本?みたいな本です。
神曲、悪夢、千一夜、仏教、詩、カバラ、盲目について
それぞれ語ってるのですが、これがまた面白くて…。
最初、ボルヘスのバベルの図書館が読みたくなり、
伝奇集を探しに行ったのですが、伝奇集はおいらの通う図書館では閉架図書。
なのでとりあえず、開架図書のこの本で、雰囲気だけでも立ち読み〜と思ったら、面白くてとまらず…。
その時は、仏教のあたりを読んでたのかな。
その後伝奇集といっしょに借りたんですが、こっちばかり読んでしまいました。
神曲も千一夜もまともに読んでおらず、なんとまあ自分は無教養かと思ったのですが、
それでもこの知識の奔流に流されるのが気持ちよくて、
誠実で、知識を楽しむために楽しいのがいいですね。
知識が知識であることで意味がある更に奥…
この知識にはどんな価値があるのか、の部分まで行って、
それの味わいについて、まったりしみじみと語る夕べ的な雰囲気の本でした。
ここに紹介された本を全部読んでみたいけど、きっとボルヘスさんのようにキラキラとは味わえないんだろうな〜
おいらのお粗末な脳みそでは。
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2007年01月11日

阿修羅ガール

4101186316阿修羅ガール
舞城 王太郎
新潮社 2005-04

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 本日読了。分類なにになるのかなぁ、コレ。ミステリではないよね?
昨日なんだか突然舞城先生の小説を読まなければいけないような気分になり、
テキトーに図書館で予約したんですが、
これも衝動買いしてきました。
それで、その後ずっと読んでました。
だってやばいんだもん!
舞城作品は睡眠不足のときに良く分からないまま
高速メリーゴーランドみたいにして読むとすごくハイテンションなんだもん!
これも面白かったです☆
でも今日一日超眠かったです(--)Zzz
夜の10時くらいから読み始めて、寝る前に怖くて時計見れませんでした。
今のところ、土か煙〜が一番好きですね。
もっとちゃんと読めよっていうイッキ読みだったので、
あんまり意味分かってないのかもしれないけどさ。
 どどーんと“愛”とか言っちゃうところに、おいらの小学生の時の熱血教師のノリを思い出します。
そういうところがすきというか、そういうところしか読み取れてないや。
第二章は、え?これかよー!とゲハゲハ笑ったし。
posted by メロディ戦士 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | それ以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月23日

散るぞ悲しき

4104774014散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
梯 久美子
新潮社 2005-07-28

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本日読了。
梯さんの視点が入りやすくて、壮絶な内容だけどすごくすらすら読めました。
でもこういうのだめなんです、涙が止まらない。
映画の原作だから、おもしろそーくらいの気持ちだったのに、めろめろだぁ。
どれくらい熱いかって、ジョジョくらいだ。
 栗林中将の手紙が生き生きしてて、
当時生きた人の息づかいが見える文章ってほんと面白いです。
現代史苦手で、全然前後の流れがわからないんだけど、
細部から入っていくと歴史って立体的に立ち上がってくるんですよね。
そういう、歴史に血肉を与えるような現実感を持った内容でした。
すごく昔の事のように感じられるのは、たぶん現代史の勉強不足なせいです。
ああー、勉強しなきゃー。
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2006年10月05日

プチクリ!

4344010825プチクリ!―好き=才能!
岡田 斗司夫
幻冬舎 2005-12

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 本日読了。
岡田先生の本ですよ!
作品を作ることに対して楽天的な気分になれそうだったので読んでみました。
文章読みやすいんですが、なんか上手く言いくるめられてる気が…!
脳の使ってない90%はグリア細胞なんだから未知の才能とは関係ないんではとか
関係ないとこでつっかかってごめんなさい。
だって、もう全部実践してることだったし。
自分のメンタリティてまさにこれだったしで、
自分的にプラスな要因がねえ!再確認という気分。
でもこれって、今までちょぼちょぼ岡田先生の文章読んで導き出した
やり方かもしれないしね…。めぐりめぐってこうなったんか。
その先は自分で切り開くしかないのでしょうか。
つまりは己を知れということでしょうか。
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2006年09月25日

トム・ゴードンに恋した少女

4105019090トム・ゴードンに恋した少女
スティーヴン キング 池田 真紀子
新潮社 2002-08-30

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本日読了。
9歳の少女の9日間のサバイバル小説です。
あらすじに、大好きな野球選手トム・ゴードンの空想を頼りに
頑張るお話とあったので、北村薫のターンみたいなお話かなと期待して読み始めたんですが
ターン
ターン

雰囲気はコテコテのアメリカって感じでした。
肝心のトム・ゴードンとの心のつながりは、恋じゃないし。
もっと違うものだし。題名が恥ずかしかったな…。
スティーブン・キングは初めてで、怖い小説を描く人というイメージでしたが、
軽妙な語り口で、ヒット作家納得。
怖さもあるけど、それ以上に親しみやすい饒舌さのある文章で、楽しかったです。
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2006年09月16日

ウェブ進化論

4480062858ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
筑摩書房 2006-02-07

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 本日読了。
広くて複雑でよくわからないネットの世界を、
頭の中で少し整頓してもらえました。
グーグルってそういう会社だったのか〜とか。
WEB2.0ってそういうもんなのか〜とか。
分かったような気に。
ネットの世界を回しているのは、
頭が良くて情熱を持った人たちなんですね。
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2006年09月12日

からくりからくさ

4101253331からくりからくさ
梨木 香歩
新潮社 2001-12

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本日読了。
面白かったです!昨日は夜更かししすぎてやばかった。
徹夜しなかったおいら、偉い!

 りかさん→からくりからくさの順で読んだことになります。
っても、りかさんの内容結構忘れてるけど…(^^;)
りかさんの方が読みやすかった印象だけど、
こちらは読み応えありました!
人間関係も、文章のまろやかさと清冽さ溢れる感じも、
ちょっとミステリっぽいストーリーも、
染物、紬、織物を中心にした“女の仕事”の空気にも。
男性キャラはあまり好きだと思えないけど、
女性のこの描きっぷりはすごい。
美しいなぁ。
生活のこの美しさよ。
 途中のちょっと怖くて情念のこもった感じのところで
昨日は切り上げたので、夜の闇が怖かったふらふら
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2006年08月29日

悪童日記

4151200029悪童日記
アゴタ クリストフ Agota Kristof 堀 茂樹
早川書房 2001-05

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本日読了。
 おもしろい上に読みやすい!
クールで優しい物語なのに、題名がそぐわってないような。
なんでこんなギトギトした題名なんだろう。
まあ、ぎとぎとしてそうと思って読み始めると、案外あっさりしてた!
ってびっくりして余計読みやすく感じるわけですが。
 ネタが漫画のモンスターっぽい感じがしたんですが、
モンスターが冷めた悪意だとすると、こちらはほの冷めた善意というか、
人間的な優しさが本質にたたえられたお話でした。
でも、子供には絶対読ませたくないけどね!せめて高校生…。
まあいいや。中学生でもヨ!←だれもおいらに許可もとめてませんがね。
 生善的で純粋な理性を感じるお話です。
作者さんの子供時代がモデルになったらしく、
第二次世界大戦下のハンガリーっぽいような架空っぽいような場所が舞台。
徹底的に事実のみを記すスタイルで、“戦争物の悲惨さ”に思考停止せず、
経験によって進めていくのが客観的で生活的。
この生活感が、とってもいい!
 主人公の双子ちゃんが生き延びる大天才なんだけど、
この観察力とか、道徳心が純粋で素敵。
湿っぽくない、からっと清潔な感じで。でも強くて。
こんな風に弱さを克服していくのはすごくかっこいいなぁ。
なんでこんなに強いのかってのが、主人公が双子だからで、
絶対に信じられる存在がおり、互いが互いの客観性を監視して
フィードバックしてるからなんだね。
 このお話自体が、二人が書いた作文、みたいな体裁なんだけど、
二人にはこのノートにしるされることのなかった、
灰になった不可の作文もあって、その作文には
二人の苦悩や寂しさや弱さや感情が記されていたのかもしれない…。
そんな行間が深くたっぷりあって、
二人が生きているかのように想像させてくれる。
そして、最後の選択がこれまたかっこよくて、
ここまでやるのか!でも納得。な感じのラスト。面白かったです。
 続編があるみたい?できれば読んでみたいなぁ。
→メモ
「ふたりの証拠」「第三の嘘」
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2006年08月11日

「自己愛」と「依存」の精神分析

4569621058「自己愛」と「依存」の精神分析―コフート心理学入門
和田 秀樹
PHP研究所 2002-03

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 本日読了。
必要に迫られて読んでみたのですが、う〜ん、分かりやすい!
すぐにでも役立てられそう。
 和田先生は一般受けしそうな本を大量に書いてるようですが、
文章が明瞭で、たとえ話が上手くて、初心者でも直感的に
わからせるのが上手いなぁとかんじました。
だから、ちょっとコフート心理学が分かったような気がした。
 人間は依存するのが当たり前で、上手に依存しあうのが正常な状態なんだよ
というのは、すごく納得できる。人間関係はギブ&テイク。
人の心は、共感で持って観るというのも、よくわかる。
人の心が読めない人は、相手を観察しないんだよね。

 共感に関して思ったのは、自分はずっと漫画読みだったので、
“共感”という言葉はすごく身近にあったのですが、
これは作者が巻き込むものだと思っていたのです。(今も思っている)
共感は、感が付くだけあって、第六感の一種のような、受け取る感覚の一つというか。
だから、共感するためには受け取る集中力も必要だけど
相手が情報を出していないと受け取れない。
 あと、同情は自分自身が行動して発する感情の一つなのだと思うのです。
本書の内容からは外れるんだけど、同情の受け取りやすさってのは、
同情される人間の立場に夜と思うのです。
同情される人間が、自分ひとりの心の問題で困難に陥ってる時は、
プライドがあるから同情されると傷つくんじゃないかな。
だけど、そういう自分自身のアイデンティティはしっかりしてるけど、
自分が背負わなければならない社会的責任で困難してるときは、
同情はありがたいものじゃないかなと思います。
 ああ、でもやはり、共感とともにある同情ならいいのかも。
共感なき同情は、偽善ぽいかもね。


精神分析ってのは、大変な世界ですねぇ。
自分には不可能。分析される方は、是非やってみたいなぁ。
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2006年05月29日

下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

4093861536下妻物語・完―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
嶽本 野ばら
小学館 2005-07

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 本日読了。
 あ〜!もうバカバカバカ〜、もう若くないんだから、
こんな夜更かしして読んだら、明日絶対辛いのに。
しかも、感想なんて後日書くことにして、後悔しながらさっさと寝ればいいのに。
 でも、それをおして、わざわざPC立ち上げて感想書きたくなるくらい感動しました!

 いやあ、前作もとても楽しかったんですけど、
完成度は映画のほうが高いんじゃない?なんて思ってたし、
続編には殺人事件なんてついてるから、
まあ気軽に読もうと思ってたんですよ。
中身も気軽に読める読みやすさと、
楽しい薀蓄たっぷりの心地よい文章でしたし。
 だから、終わりが近付くにつれ、これに“完”の文字がついているのが
寂しくてたまらなかったのです。
桃子ちゃんの将来が見たかったし、
二人の掛け合いの中にもう少しいさせて欲しいと、
思いながらも頁をめくっていたんです。
 でも、ラストの桃子ちゃんの独白にやられました!
かっこよかった。
 この物語は物凄くファッショナブルな訳ですが、
ファッションの感覚というのは、おいら的には物から意味を取り除き、
その形式だけを抽出して、製作者の感性やまた別の意味によって組み合わせ、
まったく別の価値のモノにしていく、というように理解しています。
そういう意味でも、下妻の文章はとても、桃子ちゃんのいうロリータな感じなのでした。
可愛くて、これでもかと過剰で、でも軽薄で、自分に忠実で、移り気な。
そんな文章、そんな薀蓄なのです。
殺人事件のトリックもお着替え可能なファッションだし、
そういういろんなものを山のように盛り込んで、
その一つ一つを詳しく描写し、楽しむ。
 でも、ファッションを装うには、着るための自分が必要なわけで。
まあそれはなくても、素敵なお洋服は見るだけでも楽しいから、
下妻はそういう話だと思っていた訳で。そしたら、
最後に桃子ちゃんの肉体がちゃんと最後に姿を現したのです。
 なら、これはどんどん取り替えて楽しむファッションであるように流行に乗って続き続きと求める物ではなく、
このお話は納得のうちにすばらしく完結してしまったので、
ファッションを身に着けることによって自己表現をした一個の作品となってしまったのでした。
 おいらはそれに酷く感動しましたし、
表現された内容がまた、いたく共感できるものだったので、
こうしておきだしてPCを立ち上げてわざわざここに暑苦しい感想を書いているんですね。

 やー、良かったです。
なんて上手いんだ。嶽本野ばら。
posted by メロディ戦士 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | それ以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん

4094080236下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん
嶽本 野ばら
小学館 2004-03

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本日読了。
大変読みやすく面白かったです。
なんて饒舌で面白い一人称の地文なんでしょう。
服のディテールの細かさがなんて素敵なんでしょう。
すごくよかったです。
頭が良くて非依存的で常識を備えた上で自分を貫く、
そんな素敵な女の子である桃子ちゃんのおしゃべりを、
ロイヤルミルクティー飲みながら楽しく拝聴させていただいてる気分でした。

 この話には、普通だったら「都合よすぎて萎え萎えだよ〜」
といいたくなるくらいの都合のいい設定がたくさん仕込まれているんですが、
あまり不自然に感じず、むしろそれすら楽しめます。
というのは、この現代で非現実的なほど己を貫いているくせに
不安など感じない、強い強い桃子ちゃんとイチゴちゃんのこの物語の、
御伽噺のようにデフォルメされた世界観を強調する小道具に見えるからです。
あまりにも強烈な個性すぎて、現実から超越して物語の人になってしまっている
というような印象なのです。
 話自体はとても現実を細かく細かく描写してあります。
それだけに、常識的な世界観とそれを逸脱する個性が際立って見えるんですね。
その細かい描写を、うざったく思わせない頭の良く回る饒舌さ、読みやすさに
作者さんの外交的な頭の良さを感じさせます。
 夢いっぱいをあくまで夢として幸せに楽しめるのは、
桃子ちゃんがそれに寄りかからない人間だからですね。
彼女が夢を見るのはBABYのお洋服だけなんですから。


 改めて、映画版がどんなに凄まじく良い出来だったかも思い知りました。
シナリオが、映画にカスタマイズされながらも
下妻のいい要素を全部入っていながらもテンポがいい。
ギャグテイストと衣装にこだわったのもすばらしい。
一角獣wwwオリジナルかよ(爆笑)
posted by メロディ戦士 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(1) | それ以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

舞王‐プリンシパル

4087031616舞王‐プリンシパル
志堂 日咲

集英社 2005-10
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本日読了。
 六道先生が挿絵だし、クラシックバレエが主題の小説だと言うので、
ワクワクテカテカして思わず買っちゃいました。
バレエ漫画大好き!!
 中身は、良くも悪くもジャンプ小説というか…。
悪くはねえけど良くもねえ。
少年漫画とラノベの中間くらいの王道展開、スポ根で、友情物で、
お話としてはまあ楽しめたんです。合宿とか微笑ましくてよかったしね。
でもなんか広く浅くというか…。
オタクキャラはオタクである必要を感じないし、
バレエのかっこいいシーンもないし、
偉い人が下卑ていると、途端に萎える。
悪役はまあいいキャラだったけどさ。
 買って後悔するというほどではありませんが、
一度読めば十分かなって感じの本でした。
posted by メロディ戦士 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | それ以外の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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