2014年04月26日

帰ってきたヒトラー

帰ってきたヒトラー 上帰ってきたヒトラー 上
ティムール ヴェルメシュ 森内 薫

河出書房新社 2014-01-21
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帰ってきたヒトラー 下帰ってきたヒトラー 下
ティムール ヴェルメシュ 森内 薫

河出書房新社 2014-01-21
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 めっちゃ笑いました。ヒトラー氏の一人称で書かれた小説で、2011年のベルリンに
自殺直後と思われるヒトラーがタイムスリップ?して目覚める?という……
あらすじ見ただけで読まずにいられない。
ドイツで話題に、翻訳されるよというニュース見たときからチェックしてた本です。
図書館で空いたころに借りようなどと思っていたのですが、増税前テンションで
ついつい買ってしまったんですよね。
結果、一冊一晩で読んじゃうおもしろ本でした。
 なんというか、ちゃんと人間として描かれているのがすごいけど、
絶妙な軽さサクサクと読ませるし、
面白い人間だと思わせるのに、決定的に意思の疎通が出来ない部分があって
その部分こそが彼の悪と呼ばれる部分なのだなと。


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2009年04月12日

アクセル・ワールド

4048675176アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
川原 礫
アスキーメディアワークス 2009-02

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昨日読了!
ソードアート・オンラインの前にこっちが書籍で出てたんですよね。
面白かったー!!
こいつもイッキ読みだ!
河原先生の小説のいいところは文章力?キャラクター?
いいや、そうではなくて、サクセスストーリーとしての爽快感ですね!
低いところから高いところへってのもあるんだけど、
初期のうちから主人公のポテンシャルの伸びしろを伏線張っておいてくれるから、
思わず期待してしまうし、その期待が叶えられるので気持ちいい。
戦闘の爽快感もある。
主人公が受動的ではなく行動力も備えているところとか、
細かいいろんな気遣いによって
ご都合主義の失望をかいくぐって、
サクセスにいたるカタルシスを生み出しているんですね。
とっても素敵なバランス感覚。
 イキオイのある、王道展開のバトル・ボーイミーツガールの良作でした。
早く二巻が読みたいです!!
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2009年04月10日

ソードアート・オンライン

4048677608ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
川原 礫
アスキーメディアワークス 2009-04-10

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昨日読了!
すごいね〜〜!!本になりましたね!
出るの楽しみにしてましたよ〜〜。
650万PVの少なくとも数カウントはおいらが踏んで読んだので
通読は2度目ですが、面白かったです!
一晩で読んでしまった。文章が垢抜けたような?
同じくSAOファンの弟から、オンに載っていた頃の
小説を保存してないか聞かれたけど、残念ながらないんだな。
文章比較とかしてみたかったね。

近未来のフルダイブMMORPG!
この手のお話は大好きなのですが、
この話がぬきんでているのは
ゲームとして面白そう、と思わせるところ。
別の世界に入り込める、別の人間として生活できる。
確かに魅力的。だけど、ゲームならそこから先が必要ですよね?
そこから先に何ができるのか、それこそがゲームですよね?
そこのところを、SAOは作りこんであるところが素敵。
戦闘シーンが面白くてカッコイイ!!
戦闘システムが楽しそう!
 最初はキャラがステレオタイプすぎる…という印象を受けるのに、
読み進めるうちにSAO世界のゲームとしての面白さに引き込まれ、
パワーのある展開に夢中になってしまいます。
 このお話の抗えない魅力その2は、脱出できない箱庭世界であること。
世界としては広いけど、狭い。
漂流記的な楽しさもあるんですよね。
続きも早く読みたいです。
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2009年03月13日

ALL YOU NEED IS KILL

4086302195ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)
桜坂 洋
集英社 2004-12

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本日読了。
 すばらしい疾走感!!
ゲーム的リアリズムの誕生に引用されてたので読んでみましたが、
面白かったなぁ〜〜。
すごいおセンチな話だったらどうしよう…と密かに心配していたけれど、
全然大丈夫な方のSFでラノベでした!
 最初のインスピレーションから丁寧に作ってあって、
奇抜さはないけど、あらすじから期待したお話を
最後まで期待を裏切らないですがすがしい結末にまで繋がっている。
そういうのって結構嬉しいよね。
 主人公が戦闘に没頭するのがおいらの感覚からは早すぎたり、
ラノベ的に決まりきったいいまわしとか細かいことは
どうでもいいくらい話に求心力があってテンポが良かった。
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2006年05月30日

RUR

RUR

R.U.R.(Rossum's Universal Robots)
ロッサム世界ロボット製作所

カレル・チャペック

 ロボットの語源だと聞いていたので、
いつか読んでみたいなぁと思っていたお話。
ていうか、戯曲なんだ!??へぇ〜へぇ〜!

 お話は、最後まで人間扱いされないヘレナが
あまりにもかわいそうだった。
ロボットとかわらないじゃん。
人間とロボットが合った場合の、最初にして愚かしい
この道筋があまりに哀れだったから、
人は逆にロボットに夢を描きたくなるのかもね。
でも、西欧ではこのイメージでロボットがあまり
印象良くないと聞いたような聞かないような←確証なし
 人を対等に扱うという事と、大切にする事について考えさせられました。

 あと、西洋文明はそこまで労働が嫌いなんだねぇと、
ある意味感心しました。
ぜったいこうはならないでしょう。少なくとも日本は。
日本人は、ロボットは受け入れるけど、
カスタマイズが大流行して、いろんなボディを売る人がでて、
ロボットはなにも考えられないはずなのに話しかけて、
壊れても大切に使っちゃう人も出てきたりして、
って、心の有無に関係なく、人ではないけど人に準じた感じで
扱うような気がするなぁ。
あと、暴走は商品化に際して致命的欠陥だと思う。
 っていう、いろんな想像が楽しい。
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2006年05月13日

どんがらがん

4309621872どんがらがん
アヴラム・デイヴィッドスン 殊能 将之
河出書房新社 2005-10-26

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本日読了。分類はSFでいいのかな…。奇想コレクションだからなぁ。
いやあ、おもしろかったです!!素敵な小品がいっぱいで。
解説に原作は悪文とありましたが、翻訳はすばらしくて、読みやすくイメージ豊かでした。
全体的には、語り口が饒舌で楽しいのと、
たいていのお話に気持ちのいいオチがついてるのが
分かりやすいし贅沢でいい。短編て贅沢だね。
とっても楽しかったですぴかぴか(新しい)

以下、一作毎の感想

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2006年02月07日

フリーダムズ・ランディング―到着

4150112517フリーダムズ・ランディング―到着
アン マキャフリイ Anne McCaffrey 公手 成幸
早川書房 1998-11

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本日読了。
三部作の第一巻。続巻を読むかは検討中。

 愛が足りないのでマキャフリー2冊目。
これはサバイバルSFです。楽しい〜♪
ロマンスもありましたが、その要素は読者媚びのおまけって感じ。
アクション映画の最後のキスシーンとか、そういう部類。

 これはサバイバルで楽しいのです。
地球が征服されて、奴隷として売られた女の子が主人公なんですが、
生命力めっちゃ強〜!逃げ出して、生き抜く!
 いろいろあって、いろんな星の人々が、
謎の惑星に放り出されて、皆で協力して生き抜く
十五少年漂流記の超拡大版みたいな展開になります。
生活を作り上げていくのって、楽しいですね。
キャラの書き出しはさすがマキャフリーで、上手いです。
心理描写も適度で、すごく読みやすい。はまる。
冒険好きにおすすめの一品。

 残念なのが、異星人がヒューマノイドタイプばかりで、
バリエーションが分かりにくい点かな。
活躍しても、交流があまりないので、印象に残らない。
人間以外どうでもいいのかって感じ。
同じく、悪役の扱いに愛がない。
悪役の方々は憎らしい反面、虐められててかわいそう。
背景描写も結構想像しにくいし。
 まあその辺は下手に上手いだけに残念と思うだけであって、
普通に面白い小説でした。
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導きの星

4894569434導きの星〈1〉目覚めの大地
小川 一水
角川春樹事務所 2002-01

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〜2巻まで読み終えて、3巻冒頭で挫折。
竜の卵みたいでお話は面白いのですが、
キャラクターにどうしても付いていけず。

 異星の文明成長を見守るシビリゼーションオブザーバー(CO)のお話。
リスと猿を足して割ったような異星の知的生物スワリスがかわいかったです。
スワリスと、スターストライダーは好きな感じ。
この二つが主役で、COが脇だったら4巻まで読めたかも。
COやその部下のテンションが高め。
むしろその部分で読みやすいと思います。
SF入門におすすめです。
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2006年01月16日

マッカンドルー航宙記

4488693032マッカンドルー航宙記
酒井 昭伸 チャールズ・シェフィールド
東京創元社 1991-05

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本日読了!
あっははは!これは面白いです。
 物理学の天才マッカンドルー博士と、ローカー船長が主人公の短編連作。
これは万人向けにおもしろいんじゃないでしょうか。
ハードSFで、難しい科学理論の説明がたくさん出てきて、
理解できなくても説明されると楽しいという楽しみからはじまり、
それだけじゃなくキャラやストーリーも面白い、難点のない小説でした。
すごくキレイにまとまってて、ハズレなし。
テンションがあがるとか興奮するとかではないんだけどね。
 キャラが明るくて親しみやすいというのも多いいです。
おいらがSFで付いていけなくてやめるのは、キャラがあんまりなときだし。
親しみやすいだけでなく、現代とは違う価値観や習慣を持っていたり、
人類全体が汲々しつつも生き生きしてる世界観も好き。
 続編が最近出たようなので、続けてそれも読みたいです。続きを読む
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2005年12月09日

The S.O.U.P.

404873315XThe S.O.U.P.
川端 裕人
角川書店 2001-08

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本日読了。
 インターネットの魔法使いたるハッカー、オンラインゲーム、人工生命etc。
こういうのは一度読んでみたかったという感じのお話。
や〜、なんか、忙しい感じの雰囲気で。
テレビ版の攻殻機動隊みたいな、いろんなディティール詰め込んで、
どわーっとサブカルっぽい哲学方面に語りつくすみたいな。
 既存のいろんな作品、中心に語られる「指輪物語」や「ゲド戦記」を初め、
いろんなSF、ファンタジー、WEBサイトについて言及があって、
ニヤニヤする部分もたくさんありました。
中にはアーシュラ・ティプトリーなんて名前のモブがいたりしてw
「自殺カウントダウン日記」てのは、「終る世界-自殺日記」のことですね。
探してみたら、まだログを残してくれてるサイトさんがありました。
リアルタイムで読んだわけではありませんが、とても懐かしい。
 この小説自体は、2001年の作品なんだねぇ。でもネット技術音痴なおいらには、
魔法使いたちの専門用語には全然付いていけませんよ。
 オタク的といっても、一昔前の雰囲気というか、硬派なオタ。
情報が多くて、知的で、冷めていて、でもアンバランスにのめり込んでいて、
そんな雰囲気のお話でした。
posted by メロディ戦士 at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | SF○ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

アルジャーノンに花束を

4151101012アルジャーノンに花束を
ダニエル キイス Daniel Keyes 小尾 芙佐

早川書房 1999-10
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本日読了。やっと読みました超有名作!!
おもしれぇ〜。そして読みやすい。

 主人公が、愛に裏打ちされなければなにも意味が無いというところまでわかっていながら、
周りの人間を理解しようとしたり、共感しようとしたりしないのが不思議。
頭がよくなっても、話が通じない事になぜと思ったり、
人間関係を学習する時間がなかっただけなんだけど、
頭がよくなっても、他人の行動を全部読めたりするわけじゃないのか。
愛し合うことと、共感し歩み寄り理解しあう事は別物なのか。
人と打ち解ける能力ってのは、どうすれば身につくんでしょうね。
自信を持つことと、相手を認めることかな。社交的な人って、そういう感じ。
 主人公は最後まであがこうとしたので、好感度高しです。
おいらならプライドを、すぐに諦めてしまいそうな気がするよ。
 まあとにかく、いろんなことを考えるきっかけをくれるいい本でした。
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2005年09月12日

魔法

4150203784魔法
クリストファー・プリースト

早川書房 2005-01
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 本日読了。
九時には寝ようと思っていたのに…。
プリーストやばい。超面白い。こんな話作ってみたい。
プリーストの小説は、最初の1/3くらいは怖くてちょろちょろ読むんだけど、
ある一点をすぎると止まらなくなって夜を徹して読んでしまうのが危ない。
 『魔法』でのある一転は、おいらが第三部と第四部の仕掛けに気付くあたりから。
魔法という題に仕掛けられた何重もの意味があきらかになるにつれて、
SFなのかミステリーなのかわからなくなってきた。
六章9節はどう解釈して良いのか、まだよく分からないし。
 まあとにかく、この話の中心のひとつが恋愛なので、
個人的に『奇術師』より緊張感がまったりしてて、
ハラハラしすぎなくてよかったです…。
奇術師はライバル意識が怖くて、もう読むのに何ヶ月も掛かってるよ。
 なにを言ってもネタバレになりそうな、幻惑されるお話でした。
完璧なプロットに裏打ちされた、丁寧で素直な描写、
それでも、話の仕掛けではなく人間を描こうとする姿勢とか、
誠実で清潔な感じがしますねぇ。
衝動的とか、不気味とかは程遠いんだけど、
少しづつ侵食してくる不信感がたまらなくかっこいいです。
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2004年10月27日

フラックス

フラックス
スティーヴン・バクスター

早川書房
1996-01
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よく出来たSF小説だと思いました。
なんかの遠未来史系のシリーズのひとつなのかな?
でもまあおいらは重力の使命、竜の卵に続く超重力モノのジャンル
のつもりで読みました。
複雑な設定はよく出来てるし、ストーリーも破綻はないし、いい出来ではあるけど、
それ以上ではないかな。SFの枠内での傑作、おいらの中では佳作って感じ。
なんか、喜びがなくてさ。
おわああ!すっげええこの設定!ってゆうような魅せる演出がないのよ。
キャラも良く出来てるけど、
トーバなんて、登場時は悪いやつかな?ワクワク!
と思ってたのにただの気弱なお人よしだし。
ていうか結局悪人がいなくてつまんね。
弟のサーフィンの話ももっと膨らませたら面白かったはずだし、
良い人の漁師仲間はなんとなくやな感じだけどそっちでももっと話が膨らんだはずだし。
面白くなる要素はいくらでもあったはずなんだけど、
使いこなせていないというか。
キャラではアーダ以外ではあまりよいキャラはいなかったなぁ。
SF好きでSF的設定にこだわる人には面白いんだと思います。
超重力モノでは竜の卵が一番面白かったです。
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2004年10月23日

ケルベロス第五の首

ケルベロス第五の首
ジーン・ウルフ 柳下 毅一郎

国書刊行会
2004-07-25
売り上げランキング 4,652

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時間あれば一気読みしただろうなぁ。面白かったです!
久々に美しい文章を読みました!SFか学術書ばっかだと、
美しい文章って中々書く人少ないからね。
短編連作なんですが、題名にもなった冒頭作「ケルベロス第五の首」
が一番良かったです。
視界の狭い一人称、謎に満ちた館、記憶があやふやになっていく不安感、
もう全てがステキ。この本のゴシック感を一手に引き受けてる章ですね。
「ある物語」は固有名詞がつかみにくいのでちょっと頭の中でイメージが
組み立てにくかったです。
最後の章はきみの血をみたいな、事件に関係する資料を読者が
読んでいく形式。こういう形式ってたまにはいいよね。
ジーン・ウルフに興味を持ちました。
これは他にもシリーズがあるんだろうか?
謎が残る感じだけど、あとがき読む限りは解決しないんだろうな……。
なんつうか、奥行きのある話なんですよ。
三回くらい読んでもまだ「あ!なるほど、これはこういうことか!」って
なると思う。無駄がない文章で、何気ない一言に重要な謎が隠されてたりとか。
頭のいい人にはおすすめです。おいらは頭が悪いので半分くらい愉しんで、
あとは文章力で愉しみました。
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2004年09月17日

重力の使命

重力の使命
ハル・クレメント

早川書房
1985-03
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 素直に単純にいえます。面白かったぁ!
それは、あなたの人生の物語の数分の一で読み終わった読書期間がよく表しておりましょう。
ハードSF+冒険小説って感じで。超重力モノで竜の卵も読みましたが、
こっちの方が古い分、まだ科学的な説明についていけたというか……。
理数系はマジで理解不能なのに、なぜこんなにハードSFがすきなんだろか。
作風のほのぼのしたプラス思考は、ホーガン先生と似た感じで、
悪意のある人間がいないので安心して読めました。
読んでる間は、むしろレッド石田に借りた十五少年漂流記を呼んでいるような、
クック船長の航海録のような、そんな感じ。冒険モノ。
バーレナン船長かっこいい!
こういうのもっと読みたいなぁ。
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2004年09月14日

あなたの人生の物語

あなたの人生の物語
テッド チャン Ted Chiang 浅倉 久志

早川書房
2003-09
売り上げランキング 7,974

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返却期限までに全部読めませんでした……。しくしく。
予約もいっぱいいだから、今日中に返さないといけないし。
というわけで、読んだのははじめの五つの短編だけです。
・バビロンの塔
 太陽よりもっと高い、天の天井にたどり着くくらいのバビロンの塔が舞台。
 塔に暮らす職人達の生活のディティールとか、もうだーい好き!
 この短編集の中で一番好きな話かもしれません。
・理解
 超人テーマ。ノリがかっこよくていいんじゃないでしょうか。
たまにはこんなのも。
・ゼロで割る
 中々いいねぇ。テーマと書き方が。
・あなたの人生の物語
 この中では一番辛かった。つまらなくはないし、
まったく異なる言語も楽しめるし、
記述とストーリーの演出など小説としての技術面でも愉しめんだけど、
人間味を描いた部分というか、主人公のテーマとかがかなり苦手。
でもまあ許容範囲内。
イーガンとかは、自分以外の人間を想像できない感じで許容範囲を出るけどね。
・七十二文字
 バビロンの塔と同じくらい楽しかった。
ヴィクトリア朝時代のオカルト科学モノ。いいよーいいよー!

やっぱりおいら、クラシックなSFが好きなのは
現代物のイーガン風の人物描写の流行についていけないからと再認識。
キャラの書き方や、物事の視点がもっと違う現代SF作家を
なんとかして見つけたいものです。
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2004年08月06日

蜜月旅行・還る船

塔のなかの姫君
アン・マキャフリイ 浅羽 莢子
早川書房
1981-01


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SFの殿堂 遙かなる地平〈2〉
ロバート シルヴァーバーグ Rovert Silverberg 酒井 昭伸

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「蜜月旅行」:『塔のなかの姫君』に収録
「還る船」:『遙かなる地平A』に収録

歌う船のヘルヴァ・ナイアルコンビの直接の続編です。
蜜月旅行が歌う船の直後、還る船が二人の最後になります。
あああ、ナイアル…。
多分120代まで生きたようだから十分長生きなんだけど、寂しいなぁ…!
しかし、どうもナイアルのキャラの旨味が減っているように思いました。
特に蜜月旅行では。
歌う船の、想いをギリギリまで押殺し、横柄さでごまかした激しさが好きなので、
この二編ではむしろすっきりして生き生きしているんですが、
ちょと違うよね。ヘルヴァは相変わらず弱いようで強い、柳のような女だけどさ。
この二編は直後に読まないで、一年後くらいに読むか、もしくは読まないかくらいで
よかったかもしれません。
しかし、最後まで欲望が満たされない男、ナイアル…(爆笑)
かわいそうだけど、良い展開だなぁ。ヘルヴァの弱虫!
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旅立つ船

旅立つ船
マキャフリー ラッキー

東京創元社
1994-10
売り上げランキング 52,672

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歌う船の世界観を継承した小説です。
中々面白かったと思います。主人公のティアは、マキャフリーさんらしく、
かわいくてタフだし。前半の、ティアがシェル・パーソンになるまでは
とっても楽しかったんだけど、中盤以降はちょとぬるい感じでした。
歌う船は短編連作で、恋愛話があってもサクっと終って、一個一個の話が
強かったんですが、旅立つ船は後半ちょっとぼやけたかも。
でもキャラのカワイさで、こちらのほうが読みやすいのかもしれません。
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2004年07月23日

都市と星

都市と星
アーサー C.クラーク 山高 昭

早川書房
1977-12
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前半からちびちび読んでいたんですが、後半に入って一気に読み終わってしまいました!
おもしろい!クラークの『幼年期の終わり』はあまり好みじゃなかったんですが、
こっちは面白かったと言うのに支障ありません。
キャラクターは取り立てて言うほどのものではありませんが、
10億年を生き続ける完全無欠の都市から、さらに外へさらに外へとインフレを
起こしていく展開が良いですねぇ〜。世界観を存分に楽しめました。
熱意のない、流行だから入れてみただけの宗教描写や、10億年を埋めるには
人類のあまりの変化のなさ(特にリスの人々)には疑問がありますが、
遠過去の偉大な遺跡の中で暮らす、箱庭的世界観は萌え萌えです。
キャラクターはもっと魅力的に描けたかも。
と思うのは道化師ケドロンや主人公アルヴィンでしょうか。
女性キャラにいたっては、個性を感じる者は全然いなかったし。
先生のジェセラクやヒルヴァーなんかはわりとよかったんですけどね。
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2004年07月08日

夜の大海の中で

夜の大海の中で
山高 昭 グレゴリイ ベンフォード

早川書房
1986-03
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ふーんて感じの読み応えの小説です。
ハードSFでファーストコンタクトで宇宙飛行士が主人公で…と、
要素的には申し分ないんですが、なんかいまいちな話でした。
演出が渋すぎだし、(もっと派手なのが好き)
スナークとの接触はすぐ終ってしまうし。
でも苦手の大部分は、主人公ナイジェルの性格でしょうか。
ナイーブというかセンチメンタルというか…とにかく一番苦手なタイプ。
そういえばグレッグ・イーガンも、男性キャラが苦手で全然読めなかったんだよね。
女性が主人公な分にはまだなんとかなるんだけどさ。
んでこれは、恋愛要素あり、詩的ですらある文章ありと、男性視点の恋愛小説が好きな方には
ハードSFなのに読みやすいと思われるかもしれません。
でもおいらはだめ。なんか満足できない。続編もあるらしいけど、多分よまないな。
電卓文明(笑)がどんなのか気になるけど、続編もナイジェルが主人公みたいだし。
posted by メロディ戦士 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | SF○ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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